Sulaniで両親と暮らしていたヒナゲシ。幼い日のある日、海辺に流れ着いていた人魚の海草を口に入れてしまう。幼かった為、人魚の姿にはなれなかったが、その日を境に皮膚が異常に乾燥し始める。水をかけると治る事から、両親はヒナゲシが人魚になったと確信する。それでも両親は愛してくれた。しかし、事故で両親が他界してしまう。親戚は人魚のヒナゲシを気味悪がり引き取らず、施設へ預けられる事になる。しかし、そこで待っていたのは同年代の子達からの苛めと偏見だった。ある日、耐えきれなくなったヒナゲシは施設を逃げ出す。お腹も空き、フラフラになったヒナゲシは路地裏でうずくまっていると、怪しい男達の取引現場を見てしまう。殺されそうになるが、生きる気力もなかったヒナゲシは「殺すの？いいよ、人魚は気味悪いんだって。死ねばお父さんとお母さんに会えるし」そんな言葉を聞いた男達は「人魚？それはいい。人魚の力は役立つ。来い」と言った。初めてだった、両親以外で人魚と言うことを受け入れてくれたのは。ヒナゲシは男達に着いていき、その日からある組織の秘密諜報員として育てられる事になった。コメントに続きます#CoPandaOrange